読者の実例・ストーリー
状況
ニュースで「金の価格が過去最高を更新」と伝えられ、周りの人から「今のうちに買わないと」と言われました。金は「安全な資産」と聞いたことがあり、気持ちが動きました。

気づいた点
- 金は、株式の配当や預金の利息のように、持っているだけで収入を生むものではありません。得られるのは、値上がりしたときの売却益だけです。
- 日本で買う金の価格は、国際的な価格と、円とドルの為替で決まります。金の価格が横ばいでも、円高になれば、円で見た価格は下がります。
- 買うときの価格と、売るときの価格には差があります。仮に差が5%あれば、買った直後に売ると、その分だけ手元のお金が減ります。差は、店や商品によって違います。
- 現物なら、保管の手間と、盗難や紛失への備えが要ります。
見送る理由
「最高値だから買う」という理由は、あとから値下がりしたときに、持ち続けるのか手放すのかを決める材料になりません。何のために金を持つのか(資産の一部を分けておきたいのか、なんとなく不安なのか)を、自分の言葉で言えなかったため、見送りました。
判断を変える条件
たとえば「資産のどれくらいまでを、何年持つつもりで、値下がりしても売らない」と決められたときは、あらためて考える材料になります。買うかどうかは、そのときの状況で別に判断します。その場合は、価格だけでなく、手数料と保管の方法も確かめます。見送ったあとの値動きで、この判断を評価する必要はありません。
この事例から確認できること
- 金は利息を生まない。持つ理由と、持たない理由の両方を書き出す。
- 円で見た価格は、金の価格と為替の両方で動く。
- 買値と売値の差(手数料)を、買う前に確かめる。
関連:「買わなかった」判断を記録する意味:見送り判断のチェックリスト
あなたの「買わなかった」経験も、ストーリーを送るからお知らせください。
この記事は読者の方から寄せられた実例をもとに、個人が特定されないよう再構成したストーリーです。数字や条件の一部は説明のための例で、特定の商品や投資を勧めるものではありません。金の価格は上がることも下がることもあり、元本が減ることがあります。
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