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現金・株式・金を同じ条件で比べる:3資産比較ツールの読み方

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比較・ツール解説 約4分で読めます

この記事の要約
現金、株式、金を同じ期間・金額で比べるときの入力の意味と、結果の読み方を整理します。
目次
  1. 入力項目の意味
  2. 仮の数字で比べてみる
  3. 結果の読み方
  4. 結果に出ない前提と限界
  5. 入力を変えて幅を見るコツ
  6. 考えるときの視点とリスク

性格の違う資産は、同じ条件に置くと違いが見えやすくなります。3資産比較ツールで現金・株式・金を比べるときの考え方を整理します。

入力項目の意味

  • 投資額:3つの資産に同じ金額を置いて比べます。
  • 期間:保有する年数です。
  • 各資産の想定年率:それぞれの収益率の仮定です。実績や予想ではなく、利用者が決める入力値です。
  • 物価上昇率:入力できる場合、お金の購買力の変化を見るために使います。
イメージ図:判断の前に、項目を一つずつ確認する

仮の数字で比べてみる

仮に、100万円を10年保有し、年率を現金0%、株式4%、金2%、物価上昇率を年2%と置きます。すべて説明用の架空の値です。

イメージ図:性質の違うものを、同じ物差しで並べて比べる
資産 10年後の額(名目) 計算
現金 100万円 増減なし
株式 約148.0万円 1.04の10乗=約1.480
金 約121.9万円 1.02の10乗=約1.219

物価が年2%上がると、現金100万円の購買力は、100万円÷1.219で約82.0万円分に下がる計算です。名目の額が減っていなくても、価値が変わる点が見えます。

結果の読み方

比べる点は、最終的な金額だけではありません。それぞれの資産が、どのような性質を持つかを併せて見ます。現金は元本が変動しにくい一方、物価の影響を受けます。株式は成長が期待される一方、価格の上下が大きくなります。金は配当や利息を生まず、価格の動きは株式と異なる場合があります。ただし、これらは一般的な性質で、将来を保証するものではありません。

結果に出ない前提と限界

  • 年率は一定と仮定するため、途中の値動きや下落は表示されません。
  • 売買手数料、保管費用、税金は、入力しなければ引かれません。
  • 為替の影響や、売却のしやすさは反映されません。
  • 資産ごとの年率の差は入力した仮定そのもので、結果が実際の優劣を示すわけではありません。
¥¥¥コスト
イメージ図:小さなコストも、長く続くと差になる

入力を変えて幅を見るコツ

比較の結果は、入力した年率の仮定でほぼ決まります。そこで、株式の年率を4%から1%に変えてみます。1.01の10乗は約1.105なので、100万円は約110.5万円です。金の2%(約121.9万円)を下回る結果になります。入力の仮定を変えるだけで、順位が入れ替わる点が確認できます。

¥¥¥¥
イメージ図:物価が上がると、同じお金で買えるものが減る

このため、結果を見るときは、順位ではなく「どのくらいの幅があり得るか」に注目します。保有期間が短い場合は、値動きの影響が大きく出て、年率の仮定どおりにならないことが多くなります。使う予定の時期が近いお金は、値動きの小さい現金で持つという考え方もあります。目的ごとにお金を分け、それぞれに合った資産を考えると、整理しやすくなります。

物価上昇率の入力は、名目と実質の違いを意識するために役立ちます。実質の値は、名目の額を物価の上昇分で割って求められます。株式の名目148.0万円は、物価2%上昇の下では約121.4万円分(148.0÷1.219)にあたります。

比較を終えたら、各資産の持つ役割を言葉にしてみます。たとえば、現金は当面の生活費や急な出費への備え、株式は長期の成長を見込む部分、金は他の資産と値動きが異なる可能性のある部分、というように整理できます。ただし、役割どおりに動くとは限りません。

考えるときの視点とリスク

どれか1つが正解という見方ではなく、目的と使う時期に合わせて組み合わせる視点が役に立ちます。株式の年率を低く、または下落を想定して入力し直すと、結果の幅が分かります。どの資産にもリスクと限界があります。選択肢の整理は比較ページ、記事の方針は編集方針をご覧ください。条件を変えて試すには3資産比較ツールを使えます。結果は判断の材料のひとつにとどめ、不明な点は公的機関や専門家の情報で確認してください。

この記事について:「比較・ツール解説」の記事です。内容は公的機関などの出典と照らして確認することを方針としています。投資助言ではありません。誤りにお気づきの場合はお問い合わせからご連絡ください。

出典・参考資料