読者の実例・ストーリー
状況
SNSで、あるコインが「次は10倍になる」「今のうちに買えば絶対に得をする」と紹介されていました。投稿には、すでに増えたという画面の写真が並び、「今日までの価格です」という期限も添えられていました。

気づいた点
- 「絶対」「今だけ」と言い切る投稿は、買う人を急がせる言い方です。値上がりが約束されたお金の話は、存在しません。
- そのコインを誰が発行し、何に使われ、なぜ価値があるのかを、自分の言葉で説明できませんでした。
- 暗号資産の価格は、日によって大きく動くことがあります。仮に10万円を買って、1週間後に半分になれば、手元に残るのは5万円です。
- 日本で暗号資産を売買できる業者は、国に登録した「暗号資産交換業者」です。登録の有無は、金融庁の登録業者の一覧で確認できます。紹介された取引の場を一覧で探しましたが、見つけられませんでした。
- 利益が出たときの税金の扱いは、株式などとは異なる場合があり、制度の見直しも進んでいます。最新の国税庁の案内で確認が必要です。
見送る理由
値上がりの理由が「みんなが言っているから」だけで、損をしたときに、いくらまでなら失ってもよいのかも決めていませんでした。説明できないものに、決められない金額を入れるのは避けようと考え、見送りました。
見送ったあとに考えたこと
見送ったあとに価格が上がるのか下がるのかは、そのときには分かりません。「正解だった」と決める話ではなく、「説明できないものは買わない」という自分の線を引いた、という記録です。
この事例から確認できること
- 「絶対」「必ず」「今だけ」は、立ち止まって確かめるきっかけにする。
- 発行している人、使い道、売買する場所(登録業者かどうか)を調べる。
- 失ってもよい金額を、買う前に決める。
関連:「買わなかった」判断を記録する意味:見送り判断のチェックリスト
あなたの「買わなかった」経験も、ストーリーを送るからお知らせください。
この記事は読者の方から寄せられた実例をもとに、個人が特定されないよう再構成したストーリーです。数字や条件の一部は説明のための例で、特定の暗号資産や投資を勧めるものではありません。価格は大きく変動し、元本が大きく減ることがあります。
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