基礎解説

3日の東京市場は休場でした。今朝は、3日の米国市場でダウとナスダックの向きが分かれた背景を、アップルや半導体株などの値動きから読みます。
第1幕 まず、ニュースを並べてみる
おはようございます、まどかです。3日の東京市場は休場だったので、今朝は3日の米国市場の結果から見ていきます。ひよりさん、お願いします。
はい。みんかぶや共同通信の記事によると、3日のダウ平均は197.26ドル安の5万1786.72ドルで反落しました。一方、ナスダック総合は207.65ポイント高の2万5372.01で、4営業日ぶりに反発しています。S&P500は27.52ポイント高の7568.92でした。
同じ日なのに、ダウは下がってナスダックは上がったんですね。理由はどう書かれていましたか?
記事が挙げているのは二つです。一つは米中間選挙の投開票を控えて様子見が強まったこと。もう一つは、アップルが決算で『メモリー半導体などの値上がりで利益率が抑えられる』という見通しを示して売られたことです。アップルは331.90ドルで1.90%安と書かれています。
ぼくが気になるのは半導体です。前日に売られた分の買い戻しが入って、エヌビディアが2.29%高、AMDが3.65%高。オン・セミコンダクターは決算と見通しがともに予想を上回って3.55%高だったそうです。勢いが戻った感じがしますね。
2日の動き(ダウ高・ナスダック安)は昨日の朝刊で見ました。今朝はその翌日、3日の動きに絞って読みましょう。
第2幕 ここまでの整理
| 会社 | 動き | 記事が挙げていた理由 |
|---|---|---|
| 会社・指標 | 動き(日付) | 記事が挙げていた理由 |
| アップル | 331.90ドル、1.90%安(3日) | 決算で、メモリー半導体などの値上がりで利益率が抑えられる見通しを示した(共同通信)。10〜12月期の売上高見通しは前年比7〜10%増で市場予想は上回ったが、高まっていた期待には届かなかった(みんかぶ) |
| エヌビディア/AMD | 2.29%高/3.65%高(3日) | 前日に売られた半導体株の買い戻し(みんかぶ) |
| パランティア | 175.40ドル、1.65%安(3日) | 決算は好調だったが、成長率の鈍化見通しが嫌気された(みんかぶ) |
| デュポン | 153.46ドル、8.61%高(3日) | 決算と通期見通しの上方修正が好感された(みんかぶ) |
| 米10年債利回り | 上昇(3日) | 関連見出しに『求人件数が予想を上回った』とある(見出しのみ確認) |
決算で『悪くないのに下がる』会社と、『好調なのに下がる』会社が目立ちますね。ここから共通の元を探してみましょう。
第3幕 共通の元を探す
私は『期待の高さ』だと思います。アップルは売上見通しが予想を上回っても、利益率に注意が向きました。パランティアも決算は好調でしたが、成長の鈍化見通しで売られています。ただ、記事が書いているのは『嫌気された』という説明までで、投資家全体の心理だと確かめられたわけではありません。
ぼくは逆の面も見たいです。デュポンは見通しの上方修正で8.61%高でした。業績が良い会社はちゃんと評価されています。選ばれ方が細かくなっているだけで、全体が悪いとは言えないと思います。
数字で整えると、3日はダウが0.38%安、ナスダックが0.83%高で、向きが分かれました。ダウはアップルの下落に押され、ナスダックは半導体の買い戻しで支えられたと記事は説明しています。
半導体の買い戻しは、AI投資への見方が変わったということでしょうか?
記事に書かれているのは『前日に売られた半導体株の買い戻し』までです。警戒が和らいだのかどうかは、書かれていません。そこは仮説として分けておきたいです。
もう一つ、金利です。みんかぶのページの関連見出しには、米国の求人件数が予想を上回り米10年債利回りが上昇したとありました。ただ、これは見出しのみ確認で、中身は読めていません。
シカゴの日経平均先物も出ています。CMEの日経平均先物は63,130円で、大阪の終値より130円安と書かれています。寄り付きの方向は、この数字だけでは決められませんね。
整理すると、会社ごとに理由が違っていて、無理に一つの元にまとめるのは難しそうです。ここは『結びつけない』が正直な答えでよいでしょうか。
はい。共通点として確かめられたのは『決算や見通しの内容に、株価が敏感に反応した』という点までです。その背景に、AI投資への見方や金利があるかどうかは仮説です。
会社の明暗を分けたものは、記事を読むかぎり『業績や見通しの中身』と『それまでの期待の高さ』でした。デュポンのように見通しを引き上げた会社は買われ、パランティアのように決算が好調でも成長鈍化の見通しが示された会社は売られています。
確かめられたことは、各指数と個別銘柄の動き、そして記事が挙げた理由までです。仮説は、AI投資への警戒が弱まった、あるいは金利が関係している、といった大きな流れです。求人件数と金利の見出しは、見出しのみ確認でした。
同じ記事を読んでも、翌日の株価は当てられません。この記事は売買の推奨ではありません。どう受け止めるかは、読者のみなさんが決めてください。
読んだニュース
- ダウ平均は反落の一方、ナスダックは反発 アップルが決算受け下落=米国株概況(2026年11月4日)(みんかぶ(フィスコ配信))
- NY株反落、197ドル安 米中間選挙にらみ買い控え(2026年11月4日)(共同通信(Yahoo!ニュース))
※教育目的の読み物で、投資の助言ではありません。記事の数字は各報道に基づき、読めなかった部分は書いていません。
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